財産評価/株価評価
上場株式と取引相場のない株式
上場株式については、その時価により評価をするので比較的簡単に評価をすることができます。一方、多くの会社がそうである
取引相場のない株式については、財産評価基礎通達によって細かく評価する必要があります。
＜参考＞国税庁ＨＰ http://www.nta.go.jp/taxanswer/hyoka/4638.htm
１．上場株式
一株当りの金額は次のいずれか低い金額となります。
・課税時期の最終価格
・課税時期の属する月の毎日の最終価格の月平均額
・課税時期の属する月の前月の毎日の最終価格の月平均額
・課税時期の属する月の前々月の毎日の最終価格の月平均額
yahoo！やQuickでも調べられますし、東証でも照会可能です。この金額に株数を乗じて評価します。
配当落ち等の権利落ちには注意しましょう。
２．取引相場のない株式
こちらは会社の種類、株主の立場によって評価方法が違います。
(1)株式の取得者による評価方法
①支配株主 → 原則的評価 ②少数株主 → 例外的評価
(2)会社の規模による区分
①大会社 → 類似業種比準価額or純資産価額
②中会社 → 併用価額
③小会社 → 純資産価額or併用価額
なお、株式や土地を多く保有する会社については少し異なる評価となります。
