財産評価/土地の評価

■ 宅 地 の 評 価 に つ い て ■
 宅地の評価方法には路線価方式と倍率方式があります。路線価方式は、路線に付された< 路 線 価 > を基に様々な調整をして求める方法です。 一方、倍率方式は固定資産税評価額に定められた倍率を乗じて評価する方法です。

@路線価方式
 土地は丁度よい広さで、形のいい土地は使い勝手がよく価値も上がります。さらに道路に1面しか面していない土地よりも2,3面と面している 土地はとても使いやすいので考慮されます。一方、戸建には広すぎたり、間口が狭く奥行きが広い土地など は使い勝手がよくありません。
これらを調整するために使うのが<調整率表>です。 路線価に地積を乗じた金額にこの表で補正した金額が評価額となります。
 正しく補正を行わないと相続税額が大きく左右しますので気を付けましょう。また都市計画地域やセットバックが必要な土地などの確認も行いましょう。 これらは市町村の都市計画課や土木課で確認可能です。

A倍率方式
 この方式は市町村が評価した固定資産税評価額に各地域に応じた倍率を乗じるだけなので非常に簡便です。この倍率も<路線価図>より 確認することができます。
 倍率が何倍の判断が意外わかりずらい場合もありますので注意しましょう。

<参考>広大な土地について〜広大地評価〜
 その地域の標準的な宅地に比して著しく広大な土地で、容積率の関係でマンションも建てられず、戸建にするには道路を敷く必要がある土地 もあります。このような使い勝手が非常に悪い広大地については特別な評価により大幅な減額をして評価をします。
 地域によって広大な面積も変わりますし、この適用はなかなか専門的な知識が必要となりますので税理士や不動産鑑定士に相談しましょう。

 

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